おうちで楽しむ陶器市 うちる編集局-うつわと暮らしのブログ

沖縄を感じられる器【やちむん】の紹介と人気作家9選

やちむんとは、沖縄の方言で「焼き物」のこと。

沖縄の家庭で今も日常的に使われている茶碗や飯碗、鉢や平皿などの陶器を指す言葉です。

最近では、年に数回開かれるやちむんの陶器市を目指して旅行する人もいるほど人気です。

以前は伝統的な紋様を用いたうつわが主流でしたが、最近は若手の陶芸家が増えたことで、洋食などにも合わせやすいモダンなデザインも増えています。

力強い絵付けと厚みが特徴のやちむんの作風と人気の作家さんをご紹介します。

やちむんってどんなうつわ?

沖縄陶器のいちばんの特徴は、絵付けの鮮やかさと躍動感のあふれる紋様。

海の底のような深い藍色や、棕櫚の木、南国の植物を思わせる緑が多く用いられ、のびのびとした唐草文様や印花(イングァー)と呼ばれる紋様がうつわの上に踊ります。

思わず深呼吸したくなるような、沖縄のおおらかな空気をまるごと伝えてくれるやちむん。

そんなお皿が一枚あるだけで、いつもの食卓がパッと明るく華やぎます。

また、ぽってりと厚みがあるものが多く、口当たりがやさしいため、縁に直接口をつける具だくさんのお味噌汁や麺ものなどを入れるうつわとしても最適。

特に碗やどんぶりは「マカイ」と呼ばれ、さまざまなサイズが作られています。

また、重ねて収納できるものも多いので、デザイン違いで複数そろえるのもおすすめです。

人気の窯元「読谷北窯」4人の作家

やちむんの中でも特に人気なのが、「読谷北窯」と呼ばれる窯元。

松田米司さん、松田共司さん、與那原正守さん、宮城正享さんの4人の名工による共同主催窯です。

都内のショップなどでは入荷と同時にすぐに売り切れてしまう人気作家さんたちです。

読谷北窯 松田米司さん

出典:fukugido(Instagram)

藍、緑、茶といった伝統的な色を使った、優しいタッチの絵付けが特徴。

手持ちの食器とも合わせやすいので、銘々皿はもちろん、カレーやどんぶりなどのごはんものを盛り付けるのにもぴったりです。

読谷北窯 松田共司さん

出典:moyaikogei(Instagram)

松田米司さんの双子の弟である共司さん。

伝統的な色、紋様でありながら、はっきりとした色合いと力強いタッチが魅力的。

大きな鉢にたっぷりとおかずを持って食卓の真ん中に置くのもいいですね。

読谷北窯 與那原正守さん

出典:58_kitagama(Instagram)

沖縄の海の色を写したような、美しいペルシャンブルーの釉薬を用いた器が特徴的。

一見上級者向けに思える鮮やかなブルーは、煮物のべっこう色やコーヒー、紅茶などのブラウンと好相性です。

食卓のアクセントになりますね。

読谷北窯 宮城正享さん

出典:58_kitagama(Instagram)

藍一色の絵付けや、シンプルなイッチン(水で溶いた粘土を絞り出して模様にする)など、潔くきりりとしたたたずまいの器を作られます。

和食はもちろん、パスタなどの洋食にもぴったりのかっこいいうつわです。

伝統的なやちむんが楽しめる作家さん

育陶園 高江洲忠

出典:iroiro_sorairo(Instagram)

育陶園は300年の伝統を持つ名門の窯元。

専門の道具で絵柄を浮き彫りにする「線彫り」など、伝統技法を活かした作品を
数多く生み出しています。

大胆な絵柄のものも白や黒などの単色を選べば、手持ちの器とコーディネートするのも簡単です。

個性的なやちむんが魅力の作家さん

工房十鶴 柄溝康助・聖子さん

出典:2469anita(Instagram)

やちむんらしいぽってりとしたフォルムに、コーヒー豆やサボテン、ピーナッツ、ドクロ柄が描かれた、ユーモアたっぷりなデザインが個性的。

絵柄は個性的でも、色合いがブラウン系なのでふだんのテーブルに取り入れやすいのも魅力です。

こんなユーモラスなケーキ皿やコーヒーカップがあれば、お茶の時間がもっと楽しくなりそうですね。

陶芸玉城 玉城望・若子さん

出典:sshokohss(Instagram)

ステンドグラスのように見えるダイヤ柄や、指で模様を描く指掻きなど、
どこか外国の風を感じさせるテイストが特徴的。

あたたかみもありつつ、モダンなうつわは、余白を活かしてメインの料理などを
盛りつけたくなります。

工房双子堂

【一点もの】べんがら絵付け大皿(A) 陶器 工房双子堂

絵本の中の一ページのような、ポエティックな絵付けが特徴です。

テーブルのアクセントとして使うのはもちろん、絵柄を活かしてデザートプレートなどに使うのもいいですね。

一翠窯

角皿 大 ストライプ 陶器 一翠窯

おおらかな柄とカラフルな色使いが印象的な一翠窯のうつわ。

元気な柄なので、みんなでごはんを囲むときもひとりでシンプルなごはんのときも晴れやかに食事を楽しめますね。

一翠窯 一覧ページ

やちむんはどこで買える?

沖縄のやちむんが一堂に会する場所といえば、

那覇市から車で1時間ほどの読谷村にある「やちむんの里」。

毎年12月には読谷山焼陶器市が開かれ、大勢の人でにぎわいます。

村内にあるふたつの売店「北窯売店」と「読谷山焼窯共同売店」で、好みの作家さんのうつわを購入することもできます。

やちむんの里には19もの工房が集まっており、お気に入りの1枚を求めて工房めぐりをしたい人にはぴったりです。

やちむんが気になった方は?

うちるでも、やちむんのうつわを
取り扱っています。

やちむん 一覧ページ

ぜひお気に入りを見つけてくださいね!

(執筆:ohana)