今回は、日本の食卓に欠かせないアイテムの「お箸」をご紹介します!
毎日使うものだからこそ、お気に入りを見つけたい方も多いのではないでしょうか。
シンプルなつくりだけれど、太さや長さなど、些細な違いで料理が食べやすくなったり、より美味しく感じられるようになりますよ。
直接口に触れるものなので、素材にもこだわりたいアイテムです。
こちらの記事では、毎日の生活に寄り添ってくれるお箸の魅力を大解説します!
色んな箸を先に見たい、という方は下記のリンクからもご覧いただけます。
目次
箸の選び方
迷ったらこれ!日常使いしやすい箸
「毎日使うものだからこそ、ちょっと良いお箸が欲しいな」
「プレゼントに箸をおくりたいな」
…と思ってネットやお店で探してみると、どれを選んだら良いのか分からなくなってしまう時はありませんか?
そんなときは、シンプルなデザインの五角箸がおすすめ。
五角箸 溜 KORINDO
艶やかで上品な、漆塗りの五角箸です。
おすすめのポイントは3つ。
・持ちやすくて滑りにくいフォルム
・手馴染みの良い漆塗り
・食洗機が使える丈夫さ
指と指のすき間に箸の角が収まりやすく、正しい持ち方がしやすい五角箸。
昔から伝わる越前塗りで、化学塗料などを一切使用せず、職人さんが手塗りで1本1本仕上げています。
漆塗りでありながら、食器洗浄機も対応で、毎日気兼ねなく使えるのも嬉しいポイントです。
箸を選ぶときの3つのポイント
1.手に合ったサイズ
箸のサイズは、「一咫半(ひとあたはん)」が持ちやすいとされています。
「一咫」とは、人差し指と親指を直角に広げて、指先を結んだ線の長さのこと。
「一咫半」なので、その1.5倍です。
一般的には、成人男性で22.5cm前後、女性で21cm前後なので、目安に選んでみてくださいね。
2.持ちやすい形
持った時のフィット感に違いが出るお箸のかたち。
よく見る形には、それぞれ持ちやすさや安定感に違いがあります。
丸…角がないので持ち心地がよく、強く握ってしまっても手が痛くなりにくい。
八角形…丸に近い持ち心地且つ、面があるので安定感もある。
五角…指と指のすき間に箸の角が収まるので、綺麗な持ち方がしやすい。
四角…面が広いので、安定しやすい。
丸に近くなるほど滑らかな持ち心地になり、角の数が少ないほど転がりにくいので安定感があります。
自分の箸の持ち方などによって選ぶのがおすすめです。
3.素材
「少し良いお箸を…」
という時は、天然素材ならではの温もりを感じられる、木製の箸がおすすめ。
耐久性と耐水性に優れたマラスや樺、竹などが多いです。
古くから建材・家具などに使われている黒檀(こくたん)や紫檀(したん)は、光沢感と重厚感のある佇まいの上、高い強度があるのが魅力です。
ただ、濡れた状態で放置すると変色やカビが発生してしまうことがあるので、漆塗りやウレタン塗装などがされた箸を選ぶと長持ちしますよ。
食洗機が使える、上品なお箸
五角箸 墨味 食器洗浄機対応箸
耐水性と耐久性に優れた、丈夫な木製のお箸です。
ナチュラルな木目を感じながらも、深みのある墨色がモダンな雰囲気。
先がとがりすぎていないので、お豆腐などの崩れやすいお料理も、綺麗に口まで運べますよ。
形 :五角形
太さ :中
素材 :真樺(マカバ)ウレタン塗装
食洗機:〇
極細箸 朱 食洗機対応箸
箸は細め派!という方におすすめしたい、すらりと細く、上品な佇まいのお箸です。
とにかく華奢なシルエットは、箸を持つ手元も美しく見える気がします。
薄い板材を何層にも合わせているので、この細さでも食洗機が使えるほど丈夫です。
形 :四角形
太さ :極細
素材 :真樺(マカバ)ウレタン塗装
食洗機:〇
カジュアルな印象のお箸
天節箸 極細 白竹 竹工芸
竹の「節」を残したデザインが、味のある雰囲気の竹箸です。
竹は木に比べて繊維密度が高く、先を細く削っても折れにくい素材。
先端が細く削られているため、お豆ひとつも安心してつかめますよ。
醤油やソースなどが、色移りしにくいのも嬉しいポイントです。
形 :四角形
太さ :細
素材 :白竹
食洗機:×
積層箸 流星 黄肌 食洗機対応箸
北海道産の樺の積層材を使った、耐水性・耐久性に優れた丈夫な箸です。
一般の木材と比べて硬度が高く、家具にも用いられる高級な材料の真樺。
薄い板材を何層にも合わせることで、耐久性を高めています。
ナチュラルな雰囲気で、和洋中、エスニックなど多様なジャンルの食事が並ぶ現代の日本の食卓にもマッチします。
形 :四角形
太さ :中太
素材 :真樺(マカバ)ウレタン塗装
食洗機:〇
果実のなる木のお箸 蜜柑 tetoca
果実のなる木を、純度100%の上質な蜜蝋のみを使って仕上げたお箸です。
しなやかで硬い蜜柑の木は、日常使いするお箸の素材にもってこい。
持ち手は八角で持ちやすく、箸先は四角でつかみやすいかたちになっています。
ラインナップも豊富なので、ご家族や来客用に色違いで揃えて置いてもいいですね。
形 :八角形
太さ :中
素材 :天然木(蜜柑)蜜蝋塗装
食洗機:×
モダンでおしゃれな箸
五角箸 拭き漆 白銀 KORINDO
パールがかった色使いが上品な、漆塗りのお箸です。
光沢のある柔らかな茶色と銀のツートンカラーが、モダンな色づかいとデザイン。
箸の先が細くなっているので、転がりやすいお豆も容易につかめますよ。
形 :五角形
太さ :中
素材 :天然木/漆塗装
食洗機:×
天削り五角箸 桃 KORINDO
桃色の発色がとってもキレイな、漆塗りのお箸です。
落ち着いたトーンの桃色と、ゴールドの組み合わせがモダンな雰囲気。
海外の方へのギフトとしても喜んでもらえそうな、デザインです。
形 :五角形
太さ :中
素材 :天然木(マラス)/漆塗装
食洗機:×
箸 箸袋セット ミズタマ 角田清兵衛商店
国産ヒノキのお箸と、可愛らしい箸袋のセットです。
お箸は、お弁当と一緒に持ち運びやすいコンパクトな18cmサイズ。
食器洗浄機も対応していて、機能性と使いやすさを兼ね備えています。
どこか北欧の雰囲気漂うデザインが、ランチタイムを楽しく演出してくれますよ。
形 :丸
太さ :太
素材 :国産ヒノキ/ガラス塗装
食洗機:〇
夫婦箸にも お祝いにおすすめの箸
毎日使うものなので、プレゼントとして選ばれることも多い箸。
箸を贈ることは、食べることに困らない「財」と、おいしく食べることができる「健康」「家内安全」を祈願する意味があります。
また、「橋」にかけて、夫婦の絆を深める橋という意味や、幸せを橋渡しするという意味もあり、縁起が良いとされています。
結婚祝いに夫婦箸として、色違いの箸をセットで贈るのもいいですね。
えちぜん箸 六角金箔六瓢 洗朱 KORINDO
六つのひょうたん模様が描かれた、漆塗りのお箸です。
六瓢とは、無病(六瓢)息災、健康、長寿を祈願する縁起のいいモチーフ。
六角は、長寿の象徴である亀の甲羅のかたちでもあるので、敬老の日や長寿のお祝いのギフトにもぴったりです。
形 :六角形
太さ :中
素材 :天然木/漆塗装
食洗機:×
合わせて使いたいおしゃれな箸置き
お気に入りの箸が見つかったら、一緒に使いたいのが箸置きです。
箸を箸置きに載せるだけで、ふしぎと食卓にきちんと感が生まれます。
サイズも小さく、手軽に食卓の雰囲気を変えられるので、いくつか持っているとテーブルコーディネートの幅が広がりますよ。
箸置 染付くちなし 磁器 有田焼
一枚一枚丁寧に作られた花びらに、思わずうっとり。
しっかりと厚みがあって、小さいながらも存在感たっぷりです。
合わせるうつわによって色々な表情を見せてくれる、長くお付き合いすることが楽しみになりそうな箸置きです。
面取箸置 青 陶器 美濃焼
氷山を思わせるような、すっきりシャープな佇まい。
デザイン性だけでなく、お箸が滑り落ちないという機能性もうれしいポイント。
淡い色合いの釉薬と土の風合いがマッチして、心おだやかな食事の時間を演出してくれそうです。
色絵はしおきこれくしょん 花鳥 青郊窯 九谷焼
立春のひとコマを切りとったような、風情を感じる佇まいが魅力的。
普段使いはもちろん、お祝い事やお正月の席にも華を添えてくれます。
特別感があるので、ちょっとしたプレゼントにも素敵ですね。
お箸の起源・歴史
お箸はいつから使われているの?その歴史を深掘り
*お箸の歴史は、はっきりしていないことが多く諸説あります。
■お箸の誕生は古代中国
お箸が誕生したのは、今から3000年以上前の中国。
中国の殷王朝の都「殷虚」から青銅製のお箸が発掘されており、儀礼用に使用されていたようです。
■日本でのお箸の使用の始まり
そして、日本で使われるようになったのは、推定で弥生時代~飛鳥時代(3~7世紀頃)。
当初は、食事のためでなく、”神器”だった可能性が高く、竹を半分に折った”竹折箸”が使われていました。
■遣隋使がきっかけ?食用での広まり
7世紀に、中国に渡った遣隋使が箸を使った食事でもてなしを受けたことで、随からの使節が来日した際に箸を使用。
これを機に、箸の食事での使用が広まり、庶民にも浸透しました。
■平安時代は箸食が一般的になり、魚・鳥と野菜に使う箸が区別されました。
魚・鳥に使うお箸は「真魚箸」(まなばし)、野菜類に使うお箸は「菜箸」と呼び、現在の菜箸のルーツです。
■鎌倉時代は、匙(さじ)がすたれ、食事にはお箸だけを使用するようになりました。
現在のように、お箸1つでつまむ、まぜる、切るなどの使い方をしていたようです。
■江戸時代中期には、木地の表面を漆塗りで仕上げる「塗箸」が誕生。
輪島塗が誕生したのもこの頃といわれています。
どうしてお箸っていうの?お箸の由来とは?
「箸」の名前の由来はさまざまです。
いくつか代表的なものを挙げてみます。
・食べ物を口へと橋渡しすることから「はし」という説
・端でつまむため「はし」という説。
・「はさむもの」という役割から「はし」という説
・昔は「ピンセット」のように箸の上部がくっついていたため、それが鳥の嘴(くちばし)に見えたから「はし」という説。
お箸のお手入れ
お箸の基本的なお手入れポイントは以下のとおりです。
ただ、無塗装のお箸は、少し特別なケアが必要です。
○洗ったらすぐに水気を拭き取り、通気性の良い場所に保管
水分が残っているとカビの原因になります
○水やお湯に浸けたままにしない
水分に浸すとお米や調味料の汚れがとれると思うかもしれませんがNGです。
○食洗機や乾燥機の使用は避ける
天然木や漆は高温洗浄や強力な乾燥に弱く、使用するとヒビや反りが生じてしまいます。
【無塗装のお箸の特別なお手入れ】
木の風合いそのままの無塗装のお箸は、表面がパサついたら油を塗りましょう。
柔らかい布に、あまに油やえごま油などの乾性油を適量取って塗り込むと、表面に艶が出ます。
最初はちょっと手間に感じるかも知れませんが、慣れると簡単ですよ。
お箸の買い替えのタイミングはいつ?
・箸先の塗装がはげている
・箸先が欠けている
・表面にささくれやひび割れがある
上記の状態に1つでもあてはまったら、買い替えのタイミングです。
塗装がはがれ素地がむき出しになると、木地が水を吸ってカビや雑菌が繁殖します。
毎日の食事で使うお箸は、常に清潔にしておきたいですね。
お箸の正しい持ち方
正しい持ち方をすることで、どんな食材もつかみやすく、快適に食事を楽しめます。
この機会にご自分の持ち方をチェックしてみませんか。
お箸を持つ場所は、箸先から約3分の2の部分。
上の箸は、鉛筆を持つように親指と人差し指、中指で挟みましょう。
お箸が中指の爪の付け根あたりに当たるようにします。
そして、下のお箸も先端から3分の2の部分を持ちましょう。
親指の付け根の上にお箸を乗せ、中指と薬指の間に入れて固定します。
お箸の動かし方
お箸は、上のお箸だけ動かして、下のお箸は動かしません。
上のお箸は、薬指は動かさず、中指、人差し指、親指を使いましょう。
正しい持ち方をマスターすることで、美しい所作でスムーズに食事ができますよ。
お箸のマナー
お箸の正しい使い方
お箸の正しい使い方を表す「箸先五分、長くて一寸」という言葉があります。
つまり、箸先から1.5~3cm(一寸は約3㎝)までの範囲を使い、なるべく汚さないのがマナーです。
ただ、食べ物によっては、箸を汚さずに食べるのが難しいこともあります。
箸の汚れが気になる場合は、箸袋を折って箸置きの下に置きましょう。
食後は箸の先を袋に入れておくのがおすすめです。
箸置きの使い方
箸置きは、右利きなら箸先を左向きに、左利きは箸先を右向きに置きます。
置き方は、左手は真ん中より少し下を下から支え、右手は箸の上側から箸の中央あたりを持ちます。そのまま右手だけで箸置きに置けばOKです。
■箸置きがない場合の対処法
特に目上の人と食事する場合、箸置きに置かず手に持ったまま話をするのは、やめましょう。
行儀が悪い印象を与えてしまいますので、いったん箸を置くのがマナーです 。
箸置きがない場合は、以下の方法があります。
箸袋を箸置きとして使う
箸袋は、箸置きとして使いやすいサイズに何度か折り畳みます。
お盆の縁を使う
箸の先を左側に向け、料理が置かれたお盆の左の縁を箸置きに見立てて、箸先をのせます。
紙ナプキンを使う
飲食店にある紙ナプキンを、何度か折り畳み箸置き代わりにします。
プレゼントにもぴったり!お箸をプレゼントにする場合の選び方
値段の相場
お箸をプレゼントする際の価格の相場は、3,000円~10,000円といわれています。
ただ、友人への結婚祝いなら5,000円前後、
上司の退職祝いであれば10,000円前後の夫婦箸など、
お祝いの内容や相手の年齢などによって、金額は変わります。
選び方のポイント
サイズで選ぶ:長く使って欲しいから持ちやすさ重視!
お箸を贈る際は、持ちやすさ重視で手のサイズにあったものを選びましょう。
男性に贈るなら22.5cm~25cm、女性なら21cm~23cmのものから選ぶと安心です。
お店によっては22.5㎝のお箸を男女兼用として販売していることもあります。
迷ったら男女兼用の商品を選ぶのもいいですね。
デザインで選ぶ:特別感のあるものを
プレゼントなので、自分では選ばない特別なデザインのものを選びましょう。
結婚祝いなら、金彩が施されているモダンな柄で、赤と黒のペア商品、目上の方には、輪島塗など職人の技を感じる手の込んだものなど。
さらに、相手の好みの色や柄のものを選べば長く愛用してもらえそうですね。
実用性で選ぶ:食洗機対応のものを選ぶ
食事の度に使うお箸は、実用性も重視して選びましょう。
近年、共働きの家庭も多いため、お手入れしやすい食洗機対応のものを選ぶと喜ばれそうですね。
ラッピングで選ぶ
せっかくのプレゼントなので、専用ボックスや桐箱入りの商品を選ぶのもいいですね。
高級感があり、贈り物ならではの特別感があるので喜ばれること間違いなし。
包装紙のデザインやカード付きなど、ラッピングが凝ったお店を選ぶのもいいですよ。
お箸の売れ筋ランキングTOP5
うちるで売れ筋のお箸トップ5をご紹介します。
1位 天節箸 極細 白竹 竹工芸
2位 果実のなる木のお箸 蜜柑 tetoca
3位 極細箸 茶 食洗機対応箸
4位 極細箸 黒 食洗機対応箸
5位 果実のなる木のお箸 栗 tetoca urushi
箸が気になった方は…。
箸は、素材や太さ、長さによって使い心地もさまざまなものがあります。
毎日、毎食使うものだからこそ、使い心地がよく、ずっと使い続けたいと思えるものを選びたいですね。
うちるでは、今回ご紹介した箸だけでなく、様々な箸を販売しています。
宜しければ下記のリンクからご覧ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さんがお気に入りのうつわと一緒に、すてきな時間を過ごせますように。